5年前。AIがここまで急激に進化するなんて微塵も思っていませんでした。
つい最近も、ChatGPT Plusすごいけどなんだかんだ言ってまだまだなんだよな〜。そんなことを思っていました。
そんな矢先にChatGPTが本気のフルスペック「ChatGPT Pro」とやらを出したわけです。
その性能がやばいらしいので実際に使ってみた感想や海外の有識者の感想などからピックして感想をお伝えしていけたらなと思います!
ChatGPT Proの主な機能
ChatGPT Proは、これまでのサービスを大幅に強化したプランです。その特徴を見ていきましょう。
1.大幅なトークン増加
128,000トークンのコンテキストをサポート。従来の4倍となり、長文の入力や出力が可能です。
これにより、複雑な議論やプロジェクト全体を一度に処理することが容易になりました。🌷
トークンとは?
トークンとは、AIがテキストを処理する際に分割する単位のことです。言い換えれば、AIがテキストを「理解するため」に分割する最小の単位です。トークンは単語、部分的な単語、または記号など、テキスト内のさまざまな要素を指すことができます。
例えば、以下の文を考えてみましょう:
「私はAIが大好きです。」
この文をトークンに分割すると、以下のようになります:
- 私=1トークン
- は=1トークン
- AI=1トークン
- が=1トークン
- 大好き=1トークン
- です=1トークン
- 。=1トークン
ここでは、7つのトークンに分割されています。英語の場合、単語やスペース、句読点もそれぞれトークンとしてカウントされることが多いです。例えば、「ChatGPT is great!」という英語の文の場合:
- ChatGPT=1トークン
- is=1トークン
- great=1トークン
- !=1トークン
このように、トークンはAIが理解し、処理するための「情報の切れ目」として使われます。1トークン = 1単語や記号、部分的な単語などが基準となることが多いです。
トークンの重要性はとても高く
AIが処理できるテキストの長さは、このトークン数によって決まります。例えば、ChatGPT Proでは、従来のモデルよりも128,000トークンをサポートしています。これにより、より長い文章や会話が一度に処理できるようになります。
もし、トークンの上限に達した場合、AIはそれ以上のテキストを扱うことができなくなるため、長い入力をする際にはトークン数に気をつける必要があります。
2. 無制限の音声モード
24時間利用可能な高度な音声アシスタント機能を提供。AIとの対話がよりスムーズに行えるようになり、作業効率が向上します。
個人的には嬉しいですね。
最近英語学習にChatGPTを利用することが多いです。その際に使っていたのが音声モードです。
これによって英会話のサブスクに入らずしてネイティブの人と喋っているかのような学習効果が期待できるんですよ!!
しかしChatGPT Plusであっても音声モードの制限はありました。
それが今回でたChatGPT Proによって無制限になりました!!
これはすごくいいですね。ずっと起動しておけば友達のようにChatGPTと英会話することが可能ですし、わからない単語やセンテンスなど細いところまで優しく教えてくれます。
3. 01 PROモード
複雑なタスクの解決に役立つ追加の計算リソースを活用。特に科学や数学、コーディングのような高精度を要する分野で威力を発揮します。
そして使用制限も全てなくなり、無制限で利用できます。
01 PROモードの性能(大雑把にわかりやすく。)
計算能力の向上
高度な数学やコーディングのタスクにおいて、信頼性が飛躍的に向上しました。
マルチモーダル対応
テキストと画像を統合的に処理でき、例えば手書きの数式や画像データの解析が可能です。
高速化
応答速度が50%改善し、簡単な質問にも迅速に回答できます。
01 PROモードの性能(上級者向け)
高品質な出力:
01モデルは、以前のモデルに比べて複雑なタスク(科学、数学、コード生成など)を得意とし、非常に高いパフォーマンスを発揮します。このモデルは、長期的な戦略的計画や、広い視野での問題解決を得意としています。
速度と精度の向上:
01モデルは、GPT-4やその以前のモデルと比べて数学やコード、一般的な問題解決能力において大幅に向上しています。具体的には、ミスを34%削減し、処理速度が50%向上しました。これにより、より正確でスピーディな反応が可能となっています。
マルチモーダル機能:
01モデルは、テキストだけでなく画像にも対応したマルチモーダル機能を搭載しており、画像を解析し、推論する能力も備えています。これにより、AIはより広範囲な情報を理解し、複雑な問題に対して柔軟にアプローチできるようになりました。
大規模なタスクに対応:
01モデルは、高度な数学、科学、プログラミングといった複雑なワークフローに対応できるため、専門家やプロフェッショナル向けのツールとして非常に有用です。例えば、高難度の数学的問題の解決や、熱力学に関するマルチモーダル推論タスクのデモンストレーションが行われました。
01 PROモード:
01 PROモードでは、追加のコンピュータリソースを使用することで、さらに複雑なタスクに対応できます。このモードは、高度なプログラミングや研究、戦略的計画など、専門的な利用者向けに最適化されています。これにより、処理能力やスケーラビリティが向上し、非常に困難なタスクもスムーズに実行可能です。
ユーザー体験の向上:
01モデルは、技術的なタスクと一般的な利用ケースの両方に対して最適化されており、より高速で信頼性の高いインタラクションを提供します。これにより、プロフェッショナルや開発者が効率的に作業を進められるようになります。
未来の更新:
OpenAIは、01モデルのさらに進化した機能を発表予定であり、これにより新しいツールや技術が追加されることが期待されています。ユーザーは今後も新しい性能向上を享受できるでしょう。
これらがChatGPT Proの主な性能です。
実際にChatGPT Proを使ってみた感想
メリット
複雑なタスクの効率化:
プロジェクト管理の一環で長文の議論を要する資料をまとめる際、128,000トークンのコンテキストが大変役立ちました。文章の一貫性を保ちつつ、より詳細な分析が可能です。これによって大抵の文章は制限を食らうことなくタスクをこなすことが可能になりました。
高度な音声アシスタント機能:
音声モードを使いながらメモを取り、作業内容を素早く記録できました。特に忙しい作業中に手を使わずにAIと対話できる点は革新的です。そして何より英会話ですよね。試しにずっとつけておきましたが会話がしたい時にできるし英語の聞き取りにもとても適していました。
高度な計算と分析:
数学の競技問題やプログラミングコードのバグ修正において、驚くほど迅速かつ正確な結果を提供しました。01 PROモードを使うことで、これまで苦戦していたタスクが数分で解決できました。例えば数学の入試問題や算数のわからない問題に対しての精度が上がり、求めていた解説や解放を得ることができました。
これが大まかなメリットです。
デメリット
コストの高さ:
月額$200(月額30,000円)は正直めちゃ高いです。頻繁に高度な作業を行うユーザーには価値がありますが、カジュアルユーザーには高すぎると感じました。短期的に入り、集中して得たい情報を得る。などは有効かもしれませんが、ずっとサブスクに加入し続け、毎月30,000円が飛ぶのは違うなと思いました。
画像解析の限界:
手書きの複雑な図や曖昧な画像データでは、完全な精度が得られない場合がありました。まだまだ手書きのものの解析技術には伸び代があるなと感じました。
これがデメリットですが、やはりコストの高さが異常です。確かに全てを毎分、毎秒使う方は良いかもしれませんが、カジュアルな使い方をする場合は多くても1時間に一回でしょう。それで30,000円は高すぎます。
競合他社との比較
OpenAIのChatGPT Proは、AnthropicのClaudeなどの競合製品と比較しても遜色ありません。ただし、ビジネスやマーケティング、クリエイティブタスクに特化したい場合、Claudeの方が適している場面もあると感じました。
まとめ
ChatGPT Proは、特に高度なタスクをこなすプロフェッショナルにとって非常に有用なツールです。その性能は申し分なく、コーディング、科学、戦略的思考を含む多くの分野での作業効率を向上させる可能性を秘めています。ただし、コストがネックとなるため、利用頻度や目的をよく検討することが重要です。
12日間にわたるOpenAIの新機能発表が進行中の中、今後もさらなる進化が期待されます。これらのツールを最大限に活用し、新しいAI時代を共に切り開いていきましょう!
これからさらに新しい技術がChatGPT Proにも追加されていくことでしょう。その機会を伺ってからサブスクの購入を検討されるといいのかもしれません。
これからも最高のAI時代の波に乗って。くらいついて。新しい景色を見に行きましょう!!!!!!
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